アダルトサイトは見るだけでも捕まる?どこまでOKなのか知っておきたい
こんなお悩みを解決します。
結論から言うと、アダルトサイトを見るだけで逮捕されることはまずありません
違法アップロードされたアダルト動画であっても、視聴だけなら罪に問われることはありません。
無修正AVなどに関しても同じです。
日本は無修正が法律で禁止されていますが、視聴を取り締まる法律はありません。
そのため、「無修正を見ただけで逮捕される」といった心配はありません。
ただし、以下のようなケースは視聴者側も違法になる場合があります。
- 違法アップロードされた動画をダウンロードする
- エロライブ配信アプリなどで無修正の局部を相手に見せる
違法アップロードされた動画は見るだけなら罪に問われませんが、ダウンロードした場合は「著作権侵害」となり、違法です。
エロライブ配信アプリとは、女性のオナニーが見れたり、見せ合いができるサービスのことです。視聴者側の映像も女性に見せることができますが、国内のサービスでは局部を見せる行為は禁止されています。
このように、ネット上にはさまざまなアダルトサービスが存在しています。
「このくらいは大丈夫だと思っていたけど、実際は違法行為だった」というケースも少なくありません。
本記事では、アダルトサイトを安全に利用するための法律や知識についてくわしく解説しています。
記事をすべてご覧いただければ「どこまでOK」で「どこからアウト」なのかを完全に把握できます。
細かい疑問点なども後半のQ&Aにもまとめていますので、ぜひ最後までご覧ください。
目次
- アダルトサイトで違法アップロードされたAV動画や漫画の海賊版は視聴のみなら逮捕されない
- 違法ダウンロードは動画やAV・漫画・アニメ・音楽など問わず個人で楽しむ範囲だとしても罰則がある(ただし親告罪)
- 無修正のAV動画・画像は違法アップロードでなければダウンロードしても罰則はない(ただし個人で楽しむ範囲に限る)
- アダルトチャットやエロライブ配信アプリで画面録画するのは違法?
- よくある質問
- MissAVやXVIDEO、Torrent(トレント)などのアダルトサイトで違法動画と知らずに見てしまったら?
- Twitterの無修正AV動画は見るだけなら大丈夫?
- 違法ダウンロードと知らなかった場合は逮捕されない?すぐ削除したら警察にバレる?時効はいつ?
- VPNで海外サーバーを使って違法ダウンロード・アップロードした場合も警察にバレる?
- 違法アップロードやダウンロードの検挙数・逮捕者数はどのくらい?
- 無修正の動画やモザイクなし画像・漫画を違法アップロードしてしまったら?すぐに弁護士に相談した方がいい?
- 違法ダウンロードやアップロードが非親告罪になるのはいつから?
- 違法ダウンロードや違法アップロードは「知らなかった」じゃ済まされない【まとめ】
アダルトサイトで違法アップロードされたAV動画や漫画の海賊版は視聴のみなら逮捕されない
違法アップロードされたコンテンツは「視聴のみ」なら罪に問われません。
くわしく解説していきます。
違法アップロードとは?
違法アップロードとは「著作権のあるコンテンツを無断でアップロードする行為」のことです。
主に以下のような行為を指します。
- テレビ番組をYouTubeに勝手にアップロードする
- 漫画雑誌やコミックを印刷してYouTubeやTwitter、ブログなどに載せる
- 有料のAV動画をX(Twitter)に無断で投稿する
違法アップロードは「著作権法違反」にあたります。
罰則は「10年以下の懲役もしくは1,000万円以下の罰金(またはその両方)」です。
ただし、アップロードされたコンテンツを「見るだけ」なら違法にはなりません。
ストリーミング再生やブラウザ視聴だけなら罰則はない
日本では、違法コンテンツの視聴を取り締まる法律はありません。
そのため、違法アップロードされた動画や漫画を見て逮捕されることはまずありません。
しかし、今後法律が改正される可能性もあります。
実際に韓国やイギリスなどでは、違法アップロードの視聴のみも著作権侵害に該当し、罰則が科せられます。
日本でも、今後は「視聴のみも違法」となる可能性は十分にあるので、違法コンテンツの視聴には注意しておきましょう。
違法サイトでの無料視聴は詐欺や乗っ取りの危険性もある
違法サイトの無料視聴には「フィッシング詐欺」がつきものです。
フィッシング詐欺とは、実在する企業やサービスを装って、個人情報を盗み出す犯罪行為のことです。
フィッシング詐欺に引っかかると、以下のような被害に遭う可能性があります。
- クレジットカードの不正利用
- アカウントが乗っ取られる
- 自宅に怪しい電話がかかってくる
フィッシング詐欺の被害は自分だけでなく、家族や知人にまで及ぶこともあります。
「自分は引っかからない」と思っていても、フィッシング詐欺の手口は年々巧妙になっていきます。
攻撃を受け続けていれば、いつ被害に遭ってもおかしくありません。
無料視聴の誘惑に負けず、安全な方法でコンテンツを楽しみましょう。
大切な情報や財産を守るためにも、信頼できるサービスを選ぶことが最も重要です
リファインテイストでは「安全でお得に楽しめるアダルトサービス」を紹介しています。
くわしくは運営者情報・リファインテイストについてをご覧ください。
違法ダウンロードは動画やAV・漫画・アニメ・音楽など問わず個人で楽しむ範囲だとしても罰則がある(ただし親告罪)
違法アップロードされたコンテンツは見るだけなら罪に問われませんが、ダウンロードしてしまうと罰則があります。
罰則はコンテンツの種類問わず、アダルト・一般なども関係なく適用されます。
違法ダウンロードとは?
違法ダウンロードとは「著作権のあるコンテンツの海賊版をダウンロードする行為」を指します。
海賊版とは、違法アップロードされたコンテンツのことです。
つまり「違法アップロードされたコンテンツをダウンロードすると違法ダウンロード」になります。
違法ダウンロードは「著作権侵害」となり「2年以上の懲役もしくは200万円以下の罰金(またはその両方)」の罰則が科せられます。
違法ダウンロードは親告罪なので逮捕される可能性は低い
違法ダウンロードは刑事罰にあたりますが、親告罪です。
親告罪とは「被害者が申告しない限り、加害者が逮捕・起訴されることのない犯罪」のことです。
つまり、違法ダウンロートをしてしまったとしても、著作権を侵害された被害者が申告しなければ逮捕・起訴されることはありません。
また、違法ダウンロードは「著作権侵害と知っていながらダウンロードした場合」のみに適用されます。
そのため、ダウンロードしたコンテンツが違法アップロードされたものと知らなかったのであれば、罪には問われません。
この2点にくわえて、違法ダウンロードは不特定多数のユーザーによって行われています。
「赤信号みんなで渡れば怖くない」という現状があるため、実際に逮捕される確率は極めて低いと言えます。
ただし、あくまでも可能性が低いというだけで、可能性はゼロではありません。
もし違法ダウンロードで逮捕・起訴となった場合、ダウンロード履歴などは警察にすべてチェックされます。すぐにファイルを削除したとしても、プロバイダ側の履歴は消すことができません。
何度も繰り返しダウンロードしていたり、明らかに違法サイトだと知りながらダウンロードしていた痕跡が見つかれば「知らなかった」では済まされません。
さらに付け加えると、違法ダウンロードは刑事罰だけでなく、民事訴訟で訴えられる可能性もあります。
両方で訴えられた場合、刑事罰の「懲役または罰金、あるいはその両方」にくわえて、民事訴訟の「損害賠償」も同時に請求されます。
可能性は低いとはいえ「万が一訴えられた時の負担はとてつもなく大きい」ことは理解しておきましょう
違法ダウンロードはウィルス感染の危険性もある
違法ダウンロードはウィルス感染のリスクもあります。
「違法サイトの視聴くらいではウィルスに感染する可能性は低い」という声もありますが、それはストリーミング再生やブラウザ視聴に限った話です。
ダウンロードする場合は、直接PCの内部まで侵入させることになるので、ウィルスが仕込まれていれば感染します。
ウィルスに感染すると、個人情報漏洩などの危険性に加え、PCやスマホの故障にもつながります。
安く済ませようとした結果、修理代でさらに高くつくことになるので、違法ダウンロードは絶対にやめましょう。
無修正のAV動画・画像は違法アップロードでなければダウンロードしても罰則はない(ただし個人で楽しむ範囲に限る)
無修正コンテンツの場合も、違法アップロードされたコンテンツをダウンロードすれば罰則があります。
ただし、無修正の場合は著作権侵害とは関係なく違法になるケースがあります。
くわしく解説していきます。
無修正コンテンツの種類と基本的な知識
無修正コンテンツは大きく分けて以下の2種類あります。
- 無修正AV:AVメーカーが制作したモザイクなしの無修正アダルトビデオ
- 個人撮影の無修正動画や画像:X(Twitter)などで流れてくる個人が撮影した無修正動画や画像
無修正AVは、FANZAなどで配信されている「AVのモザイクなし版」です。特定のメーカーや企業レーベルが制作していて、専門のサイトで販売されています。
個人撮影は、企業とは関係ない個人が撮影したアダルト動画や画像のことです。X(Twitter)などでサンプルを公開し、OnlyFunsなどの海外プラットフォームで本編を販売していることが多いです。
無修正コンテンツは日本からアップロードすると著作権関係なしに違法
無修正コンテンツをネット上にアップロードする行為は、日本の法律で禁止されています。
そのため、通常のアダルトコンテンツと違って「著作権侵害していなくてもアップロードすれば違法」になります。
自分で撮影した動画や画像であっても、モザイク処理をしていなければ、共有サイトやSNSなどにアップロードする行為は犯罪です。
無修正コンテンツのアップロードは「わいせつ物頒布等罪」にあたり、「2年以下の懲役もしくは250万円以下の罰金(またはその両方)」です。
ちなみに日本から海外サイトへアップロードする場合も、日本の法律が適用されるので違法になります
海外(無修正が合法の国)からアップロードする場合であれば「わいせつ物頒布等罪」にはあたりませんが、日本に住んでいる以上、無修正コンテンツのアップロードは例外なく違法です。
また、著作権を侵害していた場合は「著作権侵害」の「10年以下の懲役もしくは1,000万円以下の罰金(またはその両方)」も加わります。
両方の罪で起訴された場合は、より重い方の罰則が適用されます。
つまり、この場合は「10年以下の懲役もしくは1,000万円以下の罰金(またはその両方)」が適用されます。
さらに「わいせつ物頒布等罪」の分も考慮されるので、「著作権侵害」だけよりも実際の量刑は重くなります。
無修正コンテンツも見るだけなら罰則はない
無修正コンテンツは通常のアダルトコンテンツより規制が厳しいですが、視聴だけなら罰則がない点に関しては同じです。
違法アップロードされた無修正コンテンツを視聴したとしても、罪に問われることはありません。
ただし先述したように、今後法律が改正される可能性はあります。
フィッシング詐欺被害の危険性もあるので、無修正かどうかに限らず、違法アップロードされたコンテンツに視聴には十分注意しましょう。
ダウンロードは正規ルートであれば合法
無修正コンテンツのダウンロードは「正規ルートで入手したもの」で「個人で楽しむ範囲」であれば問題ありません。
例えば、海外の合法サイトで購入した無修正AVであれば、自分で観る用にダウンロードしておくのは合法です。
逆に違法となるのは以下のようなケースです。
- 国内または海外で違法アップロードされた無修正コンテンツをダウンロードする
- ダウンロードした無修正コンテンツを不特定多数に共有・アップロードする
海外サイトの中にも合法サイトと違法サイトがあるので、違法アップロードされたものかどうかは必ずチェックしておきましょう。
「1時間以上の動画が何本も無料で公開されている無修正サイト」や「SNSのDMでしかやり取りしていない無修正コンテンツ販売業者」などは要注意です。
安全な合法サイトは運営元がしっかり記載されています。大手決済サービスと提携していて、支払い方法も豊富な場合が多いです。
また、不特定多数への共有やアップロードに関しては、正規ルートから購入したものであっても違法となります。
合法サイトを利用していても、不特定多数に配布した時点で犯罪となるので、あくまでも個人で楽しむ範囲にとどめておきましょう。
ライブ配信サービスの場合はケースバイケース
ライブ配信サービスに関しても、モザイクあり・無修正問わず「視聴だけなら罰則はない」という点は同じです。
日本から海外ライブチャットの無修正配信を視聴する場合も、違法性はありません。
ただし、アダルトチャットには「ツーショット機能」というものがあります。
ツーショット機能とは、女性と1対1でオナニーの見せ合いができる機能です。
国内サービスでは、ツーショットで局部を見せることが禁止されていますが、海外サービスでは局部の見せ合いが可能な場合もあります。
ツーショットで相手に局部を見せる行為は違法?
ツーショットで局部を相手に見せる行為が「公然わいせつ」にあたるかどうかは、議論が分かれるところです。
過去の判例が少なく、明確な基準が示されていないため、サイト自体で禁止はせずに「ユーザーの判断にゆだねている」場合も多いです。
基本的には、不特定多数が視聴できない環境であれば「公然性がない」と判断される可能性が高いですが、不安な場合は視聴のみで楽しみましょう。
アダルトチャットや海外ライブチャットについては以下の記事でもくわしく解説しています。
⇒海外ライブチャット18選|外国人のエロチャットを無料でも安全に楽しめるサイト比較
⇒アダルトチャット比較21選|無料でエロチャットが見れるライブ配信サイトランキング
アダルトチャットやエロライブ配信アプリで画面録画するのは違法?
アダルトチャットやエロライブ配信アプリなどのサービスでは、ライブ配信動画を録画できる場合があります。
スマホやPCソフトの画面録画機能で録画することも可能ですが、場合によっては法的な罰則やペナルティの危険性もあります。
ライブ配信を録画しても違法にならないケース
スマホやPCソフトの画面録画機能を使うのは「個人で楽しむ範囲」なら法的な罰則はありません。
ただし、ほとんどのライブ配信サービスでは、画面録画機能などを使用して無断で録画する行為を禁止しています。
バレれば「アカウントの永久停止」や「損害賠償請求」のリスクもあります。
以下弁護士の見解です。
たとえば、テレビ番組を録画することも日常的に行われていますが、自分自身や家族と楽しむためにテレビ番組を録画しているにすぎないため、私的使用のための複製として適法とされているのです。
しかし、オンラインライブについては、著作権以外にも契約や利用規約による制限についても検討しなければなりません。
一般的に、オンラインライブについては、画面録画ができないような設定になっていたり、利用規約などによって映像の録画が禁止されていたりしていることが多いです。そのような場合には、たとえ著作権法上は適法であっても、当該配信サイトとの関係で、契約違反となりうるため、権利者から差止請求や損害賠償請求を受けるリスクがあります。
実際に、画面録画したことが運営により特定された事例もあります。
安全に楽しむためにも、各サービスの利用規約はしっかりチェックしておきましょう。
ライブ配信録画が違法になるケース
ライブ配信を録画して違法になるのは以下のケースです。
- 録画したライブ配信動画をアップロード・共有する
- 違法アップロードされたライブ配信動画をダウンロードする
録画したライブ配信動画をアップロード・共有する行為は著作権法違反となり、違法です。
違法アップロードされたライブ配信動画をダウンロードする行為についても、同じく著作権法違反なので罰則が科せられます。
罰則は「10年以下の懲役もしくは1,000万円以下の罰金(またはその両方)」です。
さらに民事訴訟で損害賠償を請求されるリスクもあるので、ライブ配信を視聴するなら必ず正式なサービスを利用しましょう。
そもそも、アダルトチャットは無料でも楽しめるサービスです。
アダルトチャットが無料でも楽しめるのは、ユーザーが利用規約を守っているからです。
利用規約を守らないユーザーが増えれば、運営や配信者の利益はどんどん減っていきます。
利益が減れば減るほど、仕様が変わって無料で楽しめる範囲も狭くなります。
配信を録画するなどの違反行為は、短期的には満足できるかもしれませんが、結局はまわりまわって自分の首を絞めることになります。
一人ひとりがルールやマナーを守れば、業界全体が発展し、合法的に無料で楽しめるコンテンツも増えていきます。
アダルトチャットは「スマホゲームのように無課金でも十分遊べるようになる可能性が高いコンテンツ」です
例えば、海外のアダルトチャット「Stripchat」では「チップ制」を導入しています。
チップ制とは、見せてくれたお礼にチップ(スパチャのような投げ銭)を送るシステムのことです。
国内のアダルトチャットは1分ごとに料金が発生する時間制ですが、チップ制は時間で料金が発生しません。
つまり「無課金でも十分遊べる仕組み」ということです。
Stripchatには画面録画機能(有料)もあるので、ペナルティの心配なくライブ配信を録画することも可能です。
以下の記事でStripchatにくわしく解説しているので、ぜひチェックしてみてください。
⇒Stripchat(ストリップチャット)とは?料金システムや課金の安全性・支払い方法【解説動画あり】
MissAVやXVIDEO、Torrent(トレント)などのアダルトサイトで違法動画と知らずに見てしまったら?
動画共有サイト「MissAV」や「XVIDEO」、「Torrent(トレント)」などで違法アップロードされた動画と知らずに見てしまった場合について解説します。
仮に違法アップロードされた動画と知っていても、視聴だけなら罰則はありません。
ストリーミング再生での視聴だけなら、ウィルス感染などの心配もありません。
ただし、違法アップロードが行われるようなサイトでは「質の低い広告」が大量に表示されます。
質の低い広告が表示され続けると「フィッシング詐欺」や「クレジットカード不正利用」のリスクが高まるので注意しましょう。
Twitterの無修正AV動画は見るだけなら大丈夫?
X(Twitter)で流れてくる無修正AVや無修正の個人撮影動画の場合も、視聴だけなら罰則はありません。
X(Twitter)はトレントやMissAVのようにポップアップ広告(急に出てくる広告)は表示されません。
しかし、X(Twitter)にもフィッシング詐欺やクレジットカード不正利用のリスクが潜んでいます。
例えば、ポストされた投稿に個人情報を抜き出すためのリンクが仕込まれていたり、詐欺業者がDMで接近してくるなどです。
違法動画を扱うサイトが危険なのはもちろんですが、X(Twitter)は「普段使いしていて気が緩んでいるからだまされやすい」という側面もあります
実際に、近年スマホの普及とともにX(Twitter)での詐欺被害は急速に拡大しています。
警察庁によると、令和5年下半期において、SNSを利用した詐欺被害額は450億円以上と報告されています。
X(Twitter)を利用した詐欺の手口は年々巧妙化しているため、高齢者だけでなく、SNSに慣れている若者の被害も増加傾向にあります。
不審なアカウントの接触には十分に注意しましょう。
違法ダウンロードと知らなかった場合は逮捕されない?すぐ削除したら警察にバレる?時効はいつ?
違法ダウンロードは「2年以上の懲役もしくは200万円以下の罰金(またはその両方)」ですが、罰則は「違法アップロードされたコンテンツとしてダウンロードした場合のみ」に適用されます。
つまり、違法ダウンロードと知らなければ罪に問われません。
ただし、「知らなかった」で済まされない可能性も十分にあります。
違法ダウンロードは親告罪ですが、被害者側には刑事訴訟と民事訴訟の両方で追及する権利があります。
刑事と民事両方の裁判となれば、膨大なお金と時間、体力が失われます。
「ダウンロードしてもすぐに削除すれば大丈夫」という認識も間違いです。
一度ダウンロードした履歴はプロバイダに記録されているため、警察が開示請求すればすぐに特定されます。
かといって、開き直って「削除しない」というのは、実際の裁判で不利になるのでおすすめしません。
もし「知らずに違法ダウンロードをしてしまった」場合でも、今からでも正規サービスを利用することでリスクを減らすことができます
違法ダウンロードは「継続的に行う」ほど発覚のリスクが高まるため、今すぐやめて、正規の方法で楽しむようにしましょう。
また、違法ダウンロードの時効については以下の通りです。
- 刑事罰の時効:加害者(ダウンロードした側)が違法ダウンロード行った日から3年(刑法250条)
- 民事での損害賠償請求の時効:被害者(権利者)が損害を知った日から3年※権利侵害があった日から20年経過すると請求不可(民法724条)
刑事罰の時効は「加害者が違法ダウンロードをした日から3年」です。
すぐに削除した場合でも、プロバイダの履歴などから3年以上経過していることが確認できれなければ、時効成立とはなりません。
民事訴訟においての時効は「被害者(権利者)が損害を知った日から3年」で、権利侵害があった日から20年経過するまでは請求が可能です。
つまり、刑事罰での時効が成立していたとしても「20年経過するまではいつ民事訴訟を起こされてもおかしくない」ということです。
刑事罰の時効が3年だからと言って、「3年経てばすべて元通り」とはなりません。
安心して過ごすためにも、違法ダウンロードではなく正規のサービスを利用しましょう。
VPNで海外サーバーを使って違法ダウンロード・アップロードした場合も警察にバレる?
「VPN(Virtual Private Network)」というサービスを使うと、日本から海外サーバーに簡単にアクセスできます。
しかし、VPNを使用したとしてもプロバイダ側にはログが残るので、警察からの開示請求があればすぐに特定されます。
VPNを悪用しても完全な匿名にはならず、違法行為の隠れ蓑にはなりません。
VPNは本来、セキュリティを高めるためのサービスです。
正しく利用すれば、以下のようなメリットがあります。
- 通信の暗号化:フリーWi-Fiなどの危険な環境でも、第三者にデータを盗み見られるリスクを軽減できる
- IPアドレスの隠蔽:オンライン上のプライバシーを守り、広告の追跡や不正アクセスのリスクを減らせる
- 海外コンテンツの視聴:地域制限のある動画配信サービスやウェブサイトにアクセスできることもある
フリーWi-Fiは通信が暗号化されていないことがあります。
そのため、フリーWi-Fi経由でパスワード入力などを行うと非常に危険です。
しかし、VPNを使用していれば、フリーWi-Fiの使用環境でも個人情報が安全に保たれます。
VPNを利用すると専用のIPアドレスが割り当てられるので、本来のIPアドレスを隠蔽することもできます。
例えば、VPNを使って海外サーバーを利用した場合、海外のIPアドレスが割り当てられます。
そうすることによって、日本からはアクセスできなかった海外サイトへのアクセスも可能になります。
VPNは違法行為を隠すためではなく、安全で快適なインターネット利用のためのサービスです。
違法アップロードやダウンロードの検挙数・逮捕者数はどのくらい?
違法アップロード・違法ダウンロードの検挙数については、警視庁のサイバー空間をめぐる脅威の情勢等より「著作権法違反による検挙数」が報告されています。
報告されている検挙数は以下の通りです。
- 平成26年:824件
- 平成27年:593件
- 平成28年:586件
- 平成29年:398件
- 平成30年:691件
- 令和1年:451件
- 令和2年:363件
- 令和3年以降:報告なし
著作権法違反により検挙数は、近年減少傾向にあります。
著作権法違反には違法アップロード・違法ダウンロード以外も含まれているので、実際の数値はこれよりもさらに低いものと考えられます。
しかし、検挙数が低いからと言って、違法ダウンロードがバレないというわけではありません。
警察の報告方法や取り締まりの方針は毎年変化しています。
令和3年以降は報告上の分類が変更されたため、著作権法違反による検挙数自体は報告されていませんが、監視は続いています。
違法行為は依然として厳しく取り締まられているため、個人が法を守ることが最も重要です。
無修正の動画やモザイクなし画像・漫画を違法アップロードしてしまったら?すぐに弁護士に相談した方がいい?
無修正コンテンツのアップロードについては、状況によってすぐに弁護士に相談するべきかどうかが変わります。
例えば「著作権を侵害したうえで無修正コンテンツのアップロードを繰り返している」などは、すぐに弁護士に相談した方がいいでしょう。
上記のような悪質かつ常習的であれば、警察に特定されるのも時間の問題です。バレた時の罪はかなり重くなるので、早めに罪を軽くするための行動をしておくことが重要です。
一方で、「SNSで知り合った人にメッセージでうっかり無修正の局部を見せてしまった」程度であれば、すぐに弁護士に相談しなくていいケースもあります。
無修正コンテンツの共有・アップロードが犯罪になるのは、あくまで「公然性がある」場合のみです。
SNSのメッセージなど、1対1で不特定多数が見れない状況であれば、基本的には問題ないと考えられます。
どうしても不安な場合は弁護士に相談するのも一つの選択肢ですが、まずは自分で法的な問題をしっかり調べることが大切です。
自分で調べ、理解することが再発防止にも繋がります。
違法ダウンロードやアップロードが非親告罪になるのはいつから?
違法ダウンロードは「親告罪」で、違法アップロードは「非親告罪」です。
親告罪は加害者の申告が必要ですが、非親告罪は申告がなくても起訴・逮捕されます。
違法アップロードが非親告罪になったのは、2012年の著作権法改正によるものです。
この改正により、著作権法第113条の改定が行われ、違法アップロードが非親告罪として扱われるようになりました。
違法ダウンロードはまだ親告罪ですが、今違法アップロードのように、法改正によって親告罪から非親告罪になる可能性も十分あり得ます。
ここ数年で特に、インターネット上での著作権侵害対策の強化が進んでいます。
SNSの普及とともに違法ダウンロードが増えている現状を受けて、今後はさらに法改正の議論が加速していくことも考えられます。
違法ダウンロードが非親告罪になると「みんながやっているからバレない」も通用しなくなります。
今のうちに、安全でお得な正規ルートを利用することを強くおすすめします。
自分を守るためにも、合法的なコンテンツの利用を心がけましょう。
違法ダウンロードや違法アップロードは「知らなかった」じゃ済まされない【まとめ】
違法ダウンロードや違法アップロードは「どこからが違法になるのか」を知っておくことが重要です。
場合によっては「知らなかった」では済まされないこともありますし、取り返しのつかない状況に陥る可能性もあります。
怪しいサイトや危険なサービスは利用せず、安全で正式なサービスを利用しましょう。
リファインテイストでは「安全でお得な大人向けサービス」を紹介しています。
各サービスの特徴や安全性、失敗しないための使い方なども詳しく解説しているので、ぜひチェックしてみてください。